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2002/10/5更新
解体新書 >> 簡単にF1パーツの紹介
-簡単にF1パーツの紹介-


○「はじめに」

 F1パーツの詳細を少しずつ紹介します。





○「簡単なF1マシンの紹介」




 ブレーキ:F1の他のレーシングカーと比べ一番優れたところは、スピード以上に、ブレーキ力である。それは、非常に高価なカーボンを使い、F1を運転した人は口をそろえてぶれーキング力が異次元の世界にあるというくらいである。ディスクプレートの厚みは28mm、直径は278mm以内というレギュレーションがある。ちなみに他のレースでカーボンを使われているレースはない。それは、高価で規制されているからである。





 フロントウイング:ダウンフォースを発生させるだけでなく、フロンとウイングによって、後ろにあるサイドポッドやタイヤ、ラジエター、床下等に空気を乱さず通すための役割もある。最近のマシンで真ん中がくぼんできたのは、レギュレーションが変更され、(5cm地面から離さなければならない)対策として、レギュレーションで許されている、車体中心の50cm幅を床と同じ高さにまでさげてもいいということで、ベンチュリー効果を生み出そうとしている。しかし、フロントウイングは、非常に敏感なもので、コーナーのとき、姿勢変化が大きいため、ウィリアムズのように水平なままにするチームもある。





 リアウイング:全体のバランス取りに非常に重要な役割となっている。フラップは2年前に3エレメントまでに変更された。





 ニュートラルボタン:コースアウトしたとき、マーシャルが車を移動するときに使う





 キルボタン:エンジンをストップさせるボタン。リタイヤなどのときに使用する。





 ホイール:鍛造マグネシウムの使用で、重さ4kgくらい。値段は一本約10万円。





 タイヤ:現在、ブリヂストンとミシュランの2社が供給している。基本的にミシュランは路面温度の高いときに勝っている





 バージーボード:ラジエターへ向う空気の流れをスムーズにする。通常下部の方が流れが荒いので、下の方が面積が多くなっている。





 ステアリング:別名コンピュータともいわれてるほど。たくさんのボタンがついており、値段は、400万くらい。高いところでは1000万以上する。





 ギヤボックス:6段と7段が採用されており、1基1400万円、一基の寿命は6000キロという。





 エンジン:車の中で、一番高く重いもの。コストは100億円以上もする。詳しくは左のコンテンツを見てください





 排気口:ほとんどの車が上方排気を採用している。後方排気の場合、アクセルワークにより左右のバランスが変わりやすいため。(2002年、反上方排気だったマクラーレンもついに上方排気になった。これで全ての車がこの方式をとったことになる)





 車載カメラ:これは義務づけられており、非搭載の場合、ダミー(形、重量とも同じ)を搭載する。





 カーナンバー:昨年のコンストラクターズランキング(チームポイント)を元につけられる。13番がない理由は、不吉な番号とされているため。









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