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F1
2002/10/5更新
解体新書 >> タイヤ
-タイヤ-


○「F1のタイヤについて」
表面がぼろぼろになったタイヤ
 タイヤはマシンと地面が唯一接地するパーツであり、とても重要なパーツの一つである。タイヤの温度は80〜100度以上で、触ると火傷するくらいの高温になる。なぜなら、通常は「摩擦」でグリップ力を得るが、F1は「くっついて」(面を溶かし、べとべとした状態)強いグリップ力を得る。そのため、F1マシンのタイヤの寿命は短いのだ。






○「タイヤ競争」

 現在、ミシュランVSブリヂストンの2社対決になっている。
ブリヂストンは、ミシュランよりF1でのレース経験が豊富だ。しかし、2001年、ブリヂストンはミシュランに差をつけるどころか、暑い日にはブリヂストンよりも勝ってるようにさえ見えた。これは、ミシュランタイヤは、路面の熱い日にはパフォーマンスが高く、路面温度が低いときにはパフォーマンスが下がる傾向にある。今年はマクラーレンをはじめ、ミシュランが6チーム、ブリヂストンがフェラーリ、HONDA勢をはじめとする5チームへの供給になっており、今年もタイヤ戦争に火がつきそうだ。






○「市販タイヤとF1タイヤの違い」

F1のタイヤの場合
F1のタイヤ
 グリップ・・・タイヤの接地面が溶け、「くっついて」グリップを得る

 耐久性・・・極端に短い

 雨のとき・・・雨用のタイヤに交換しなければ走ることができない

市販タイヤの場合
市販のタイヤ
 グリップ・・・タイヤと地面が、「摩擦」によってグリップを得る

 耐久性・・・長持ちする

 雨のとき・・・タイヤを交換することなく、走行することができる





○「現在F1に供給しているタイヤメーカーの詳細」

ミシュラン ブリヂストン






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